赤穂のTさんが、
吾亦紅を押し花にしたものを送ってくださいました。
ご主人を亡くされてから、ご自身も脳梗塞を患い、
最近になって、やっと回復されたのです。
同封の手紙には、
「花がたくさん咲いてくれました。女郎花、男郎花(オトコエシ)、
吾亦紅、扇らん、柳らん、藪らん、藪茗荷の花……」
延々と庭に咲いている花を紹介してくださっています。
「紫苑が1メートル4、50センチにも伸びてうす紫を所狭しと、
100本余り咲いてくれて、今、花の王座を占め、楽しいことです」
と続きます。
病気の影響で「手が震え」と書いてらっしゃいますが、
手紙をいただくたびに、字がしっかりしてくるのがわかります。
読者から、こういうお手紙をいただくと、
私たちももっとしっかりせねば、と気持ちを新たにします。