沖縄基地の問題がかまびすしい今日この頃ですが、
それはさておいて、今年は沖縄でサミットが開かれて10年。
このとき初めて二千円紙幣が発行されました。

最近、余り見かけない
(と言うより、ほとんど見たことがない)お札ですが、
これがなかなかのハイテクお札。
偽造を防ぐための最新の技術を駆使し、
さらに目の不自由な人が手でさわって分かるように
点字の「に」をデザインした“ざらざら”がついています。

お札の表は沖縄の守礼門。
裏面には源氏物語絵巻38帖「鈴虫」の絵と詞書、
右下には紫式部も印刷されています。

京都の山口伊太郎さんは源氏物語絵巻を
西陣織りで絵巻物にされました。
織られていた頃、取材をさせて頂きました。

にっちに投稿を続けていただいている橋本先生は同じ源氏物語を、
ご自分で現代語訳にして勉強会をされました。
鮮やかなカラーペーパーが表紙の和綴じの教材は全て先生の手作り!
来年は百歳になられますが、
まだまだやりたいこと沢山あって元気いっぱい。

源氏物語はお札に織物、にっちにもなんとなく縁がある……。
今年の甥へのお年玉は二千円札ですることにしようかな。
郵便局で両替をしてくれるそうです。