今号のカラーページに選んだのは、
『丹波の生活衣』
(丹波の生活衣—明治・大正・昭和の着物と暮らし
丹波生活衣振興会 著 2012/3北星社発行) 。
この本を出版元の編集者、茨木隆宏さんが
送ってくださったのだ。
この本の表紙に使われている写真は「布団中入れ布」。
たぶん、他の用途で使った布を
継ぎ接ぎし、蒲団に入れ、綿の不足を補ったのだろう。
丹波地方の「始末な暮らし」が想像できる。
副題にあるように、着物から見る、
明治、大正、昭和史の趣。
写真がふんだんに使われていて、
興味深い一冊に仕上がっている。