そろそろクリスマスツリーの話題が出始め、今年も後1月半で終わってしまいます。この半年住まいに関わるボランティア団体にヒアリングをして、住まいを助けたいがやりたいことを深め、やるべきことを知りました。
特定非営利活動法人シニア日本サポーターズ(箕面市)
今春設立された団体で、住まいの手入れやその他便利屋さん的な仕事、ビルやマンションの設備管理の方面で技術を持った高齢者を中心に仕事を提供することを目的にされようとしています。
そのために、まず働きたい方の募集をされ、それに見合った仕事を請ける予定です。シルバー人材センターが手がけない仕事を見付け、便利屋さんよりもサービスの競争力を上げ、アメリカのハンディマン(便利屋さん)ビジネスを見習って、高齢者が自立できるようにしたいとのことでした。
NPO法人住まいみまもりたい(大東市)
大東市が地場産業活性化のために組織した共同受注グループのひとつが母体となり、悪徳商法や悪質業者に対する問題意識を持った女性たちを中心に活動が始まりました。その共同受注グループと協力し、アイディア商品等の開発や卸価格で仕入れた商品を定価で販売することなどにより、収益を上げ、住まいの無料相談窓口を実現しています。
相談があると内容を十分に判断して、処理できる団体や個人に紹介します。紹介先が最終的にどのように対応したかも確認するとのことでした。
昨年度の大阪府先導的CB創出支援事業に選ばれ、気さくな女性理事長のもと生活者の視点で昨年130件以上の相談に対応されました。
今年度はスーパーダイエー住道店の専門店街空き店舗を利用して相談窓口をオープンされたそうです。
カーペンタークラブ(堺市)
泉北ニュータウンを中心に、高齢者向けに簡単な住居の改造や福祉用具の製作などをボランティアで行っています。リタイアされた会長ご夫婦を中心に20歳台の会員もいらっしゃるまとまりのあるグループです。
相談があるとまず二人一組(一人では種々問題があるとのこと)で現場の確認に行き、対応を相談者と打ち合わせて後日改めて対応されます。
このグループは、ボランティア団体として対応される案件を厳密に審査されています。本当に困っている人にのみ手を差し伸べるというスタンスを貫かれているとのことです。
特定非営利活動法人ふくてっく(住之江区)
高齢者や障害者が安心して快適な生活を送れるように、住宅改修や福祉機器の製作を有償ボランティアで行います。
住宅改修部、木工部、研修部、設計部、福祉用具研究部、医療・福祉サービス研究部、こむねっと部と多くの会員で運営されています。特に、こむねっと部の福祉サービス第3者評価事業他まち再生事業や住環境整備事業などのコミュニティービジネスに今後力を入れるそうです。
建築士、インテリアコーディーネーター、工業デザイナー、福祉住環境コーディーネーターなどの専門家が大勢いらっしゃるそうです。