木曜日に、愛知県と春日井市の行政の方が千里ニュータウンの視察に来られました。内閣官房都市再生本部のネットワークで依頼があり、都市再生本部の方も参加されました。
小1時間千里ニュータウンを車で案内してから意見交換をしました。千里には高蔵寺とよく似た風景が随分あったようでした。
高蔵寺ニュータウンでは旧公団の賃貸住宅で空家が増加しており、近隣センターから遠い棟の住民が近い棟に住み替えることができないかといった話しが出ました。戸建エリアでは空家はまだ少ないそうです。
千里ニュータウンはその逆で、府営や供給公社、旧公団の住宅にはほとんど空家がなく、戸建エリアで空家が増加しています。
ところ変われば何とやらですが、各ニュータウンの違いは随分ありそうです。千里ニュータウンで私たちが行っている住み替えの支援などが上手く進んだとしても、そのモデルは他のニュータウンでは使い物にならないかもしれません。千里ニュータウンとほぼ同時期に同じような思想で造られた高蔵寺ニュータウンでさえ、千里ニュータウンとはかなり異なる様相を呈しているわけです。