わがまちウォッチングはハードな坂道

福岡県都市計画協会・福岡県と協働で行っている「わがまちウォッチングワークショップ」

第4回目は、博多湾にうかぶ能古島での開催となりました。
今回の地元運営団体は「こころにノコル島づくり実行委員会」
地元の公民会長さんや自治会長さん、神社の氏子総代さん、コーヒー店の若い店主御夫婦という方々と、60歳以上が入会条件というグループの皆さん、総勢25名でウォッチングをしました。

能古島は、古くは万葉集に歌が残る防人がいたり、福岡藩の鹿狩り場だったり、新しくは作家の壇一雄さんが晩年を過ごしたり、井上揚水が「能古島の片思い」という歌を作ったり、新旧取り混ぜていろいろな歴史があるところです。

まずは、万葉歌碑まで、ちょっとした登り。

いったん下って、また登って壇一雄さんの家へ。
ここからは、福岡の都会的な景観が一望。

更に下って、白鬚神社へ。
ここは、奥のお社の木の細工がすばらしかったですよ。

ここからがショートカット山道へ。

会話を楽しみながら、というのはちょっと無理状態の坂道。
古墳を探しに藪に入ったり、展望台に向かってすごい坂道になったり、と超ハードな山登り感覚でした。

やっとたどり着いた展望台からは、360度の景色が楽しめて、「これはすごい」と皆さん大満足。

昼食後の意見交換会でも、「ここはこんなにしたらもっと多くの人に親しまれる場所になる」という意見をたくさんいただきました。

天気予報では、「昼を中心に雨」でしたが、昼食の時にちょっとパラパラしただけで、風もなく、歩いていると汗が出てくるほどの、ウォッチング日和でした。

能古島は、船でたったの10分。自然の景色と都会の景色の両方が楽しめますよ。

byさ&たの天敵