子どもと一緒に、パパもママも育つのです!

土曜日は、プレパパ&パパ〜パパ力(ぢから)講座 久留米の第3回目を実施しました。
朝から雪(%雪だるま%)が舞い、途中高速を走っていくのが、ちと不安な状態でしたが、
なんとか、早めに会場入りすることができました。

この日は、理事長は福岡でほかの講座の講師、副理事長は沖縄へ、事務局長は静岡の三島へということで、私も久留米へ一人旅です。

今回は、「パパの育ち・ママの育ち・子どもの育ち」ということで、
小児科医の梅根眞知子先生を講師としてお招きし、
講話と、子どもの育ちについてのケースワークを実施しました。

今回の内容は、講師の梅根先生に、診察室から見た子どもの心と体の発達と、
その月齢に伴う、ママの心の成長(心の動き?)についてのお話を元に、
パパたちの、ケースごとの言葉かけの仕方を考えてみるというもの。

先生のお話で興味深かったのは、
「子どもが精神的に不安定になった場合に出てくる、身体的症状や、問題行動は、
出ないよりも出たほうがいいんですよ」という言葉。
「外に出てきたほうが、むしろよかったと思うべき」なのだそうです。
確かに、何か子どもに起こったときに、親としてはどうしたらいいのだろうと、右往左往してしまいそうです。
しかし、何も出ないよりは、早く出てきてくれたことで、早くそのことに対処できるから、よかったと考えるべきだと、前向きなお話をしてくださいました。

それから、ママに「・・・・・・なんだけど、どう思う?」ときかれた場合の対処に、パパたち
の声は、さまざま。
今回は、公園で出会った傍若無人な親子に対する不満を、ママがパパに話してきたときにどうするかというものでしたが、家によってはママは「どう思う?」とは聞かない、
それよりも話を聞いてほしいんだなと判断し、ひたすら話を聞いてあげる聞き上手なパパや、
「おれがおったら、そのお母さんにやかましく言うてやったのに!」と、パパがとるであろう行動を話して、ママの気を鎮めるパパもいて、なかなかおもしろい内容でした。

また、子どもの成長に対して、ママが持つ不安について、どのような言葉をかけたらよいかというものには、「ゆっくりでいいやない。この子には、この子のペースがあるんやない?先に楽しみがいっぱいあるね。」と伝えるというパパがいて、思わず感動もの。

先生からは、話を聞いてあげること、聞き上手になることも大切ですが、そこにプラスして、ママの不安を解消する一言や、心に寄り添う、共感するというのが大切というお話を伺いました。

「共感」というのは、ママに対してだけでなく、子どもに対しても大切な言葉。
発達の段階の中で、いろんなことをやりたい(例えば公園で遊ぶ)、ずっとやりたいと思う子どもを、無理にやめさせるのではなく、「そうだね。遊びたいね。やりたいよね。でも○○だから今日はおしまいにしようね。」というように、まずは、子ども気持ちに共感し、でもだめだという理由をちゃんと伝えれば、子どもは話を聞いてくれるのだとか。
そして、そのときはたくさんほめてあげるといいそうです。

そして、先生からは子どもともママとも、パパがちゃんと向き合っている家庭は、子どもが小学生になっても、問題なくすごせるとのこと。
乳幼児期に、ちゃんと向き合わなかったら、小学校4年生くらいから問題行動が出てくる場合もあると教えていただきました。

今回、私なりに感じたキーワードは「共感」。
そして、パパもママも、子どもと一緒に成長していくんだなと思った講座でした。

どんな言葉をかけたらいいのかな〜

やさしいパパに靴をはかせてもらいます!