■クリスマスには、共遊玩具もチェック!

ユニ育ライター こがに です♪

いよいよ、クリスマスまでカウントダウン。
全国にいるサンタさんたちにとって、一番の悩みといえば・・・そう、プレゼント。
子どもたちの喜ぶ顔を想像しながら、あれこれ考えるのは、何だかうれしいひと時です。

「今年は、どんなオモチャにしよう?」と考える方に、ちょっとお知らせ。
目や耳が不自由なユニ育KIDSたちのことも考慮され、
障害の有無に限らずみんなが遊べるおもちゃ「共遊玩具」は、ご存知ですか?

社団法人日本玩具協会のサイトの中にある「共遊玩具推進」事業によると
目や耳の不自由な子供たちや大人の方々が、
そうでない人々と一緒に遊べるように「配慮」された「共遊玩具」は、
2002年までで、およそ140点ほど。
(社)日本玩具協会から認定されたこれらのオモチャには、
「盲導犬マーク」と「うさぎマーク」がパッケージに表示されています。

「盲導犬マーク」:
目が不自由な子どものために、形や音で楽しめる配慮があるオモチャ。

「うさぎマーク」:
音が遊びの重要な要素となっているオモチャの中で、
音量を調節できたり、光を使ったサインなどで配慮されているオモチャ。

ここでいう「配慮」とは、プッシュホン式電話の「5」に付いている「凸」マークのイメージ。
製品の表示部に「小さな凸」を付けるだけで
目の不自由な人々にも「共用品」として使える製品のように、
小さな配慮で、たくさんの人たちが一緒に楽しめること意味しています。

しかも、このマーク。
国際玩具産業協議会でも認定された、国際共通マーク!
ヨーロッパなど、世界各国でこのマークがついたオモチャが
毎年、少しずつ増えています。なんとも、うれしいマークです。

===

じゃ、具体的にどんな風に違うのか?

例えば、NHKおかあさんといっしょ「ぐ〜チョコランタン」のキャラクターたちのオモチャ。

スプーが吹いているあのラッパは視覚障害のある子供たちには見えないため
音は聞こえても、ラッパのイメージがわかりません。
こんな時こそ、盲導犬マークのついたオモチャ。
コナミから発売されている「スプーとおそろいラッパ」だと
スプーのラッパを立体的に再現。
手にとって、ラッパの形や模様の凹凸を確かめられることが
子どもたちにとって、大きな喜びを見出すものとなっています。

また、タカラトミーが発売している、「ジャンボ黒ひげ危機一発!ジャンボしゃべっタル」
「うさぎマーク」認定品。
おなじみの「黒ひげ危機一発」をバージョンアップさせ、
リーチがかかるとタルが揺れて、ドキドキ感がさらに増すというものです。

この他にも、数多く共遊玩具が認定されています。
カタログが発行されていますので、詳しくはこちらまでどうぞ

さらに、小売店で共遊玩具の取り扱いに積極的なのが、日本トイザらス。
全店舗バリアフリーの面で配慮されているトイザらスは、
車椅子での利用も可能なので、肢体不自由児の子どもたちも楽しめる
ありがた〜いお店の一つです。
共遊玩具もあることで、大人も子どもも一緒にオモチャ選びも楽しめます。

===

この活動自体が「特別な事」としてではなく、
「当たり前」になるまで続けて行きたいと考えています。

共遊玩具推進事業のサイトの最後は、こう締めくくられています。
オモチャも、人間も。
すべての子どもたちの個性が受け入れられる社会へ。
共遊玩具も含めて、ユニバーサルデザインのコンセプトが
もっともっと社会に広がることを、私も応援していきたいです。

★お読みいただきまして、ありがとうございました。