「人は動いていることを認識できないものは、止めることができない。」
から、どう技をかけると良いのかがわかる。
上のことを言いかえると、
「動いてないと認識している限り、止められない。」
ということ。
つまり、
「△○□」の○〜□の変化は、
技のかける側は相手とのつながりを通じて、
自分の身体が動かないで動かすことが必要になる。
どうすればよいのか?
相手と接触する箇所の近くよりも遠い方が、止めにくい。
例えば、手首を掴まれているなら、
肘より肩、
肩より胸、
胸より腰、
が良い。
それは、結局のところ
身体の全ての部分を同時に動かすことが最も良いことになる。
全て動いていれば、止まっていることと同じ。
つまり、
動くから、止まっていることになる。
止まっているから、相手は動いてしまう。
止めるためには、動くこと。
動いているから、止まる。
しかし、身体のどこかに支点ができると、直ちに止められてしまう。
それは、「停止」。
身体の動きが止まっていても、動いていることが必要。
それは「静止」。