懐が深いと、

◯が大きくとれてどんな△に対しても◯→□とできること。

体術では、
あえて自分の身の危険際まで、
相手のしたいように、好きなようにさせておき(○の増大)、
それを◯→□として、自分の一部にしてしまうこと。

相手は深く入った分だけ、大きな◯を作られて、自分自身に大きく返ってくる。

「後の先」を指す。

本来は「先の先」がいいのかもしれないが、
これも難しいこと。

合気道では、
関節を絞められた状態から、返して稽古する。

四教が関節を壊す危険が少なく、安全に稽古できる。
次に、二教や三教など。。

懐深くまで入れるほど、身の危険(痛み・状況の悪化)が大きくなる。
しかし、その方が返しやすく(技としては簡単に)なる。

自分の技が間に合わないときの一つの方法であり、捨て身でもある。

肉を切らせて、骨を断つ。
自分の身を切らせることで、自分の技術の届く位置に相手を引き込む。

これを上手に使えるには、腹が据わっていることだ。
どこまで相手を自分の懐深くまで入れられるだろうか。