合気道だと、本物の師を探す方法が簡単だ。
・腕を掴んで痛みなしに投げられること。
だけ。
ここがこの武道の良い点だ。
他の武道でももちろん良いのだが、自分が未熟だと、どうしても接触して判断することが必要になる。
打撃、斬撃、非接触(踊り、作法など)は良し悪しの見分けが難しくかつ高等(習得3以上)だ。
だから、昔ながらの人の紹介、口伝えの方が良い。
その点、合気道は、それよりは区別が易しい。
確認方法は、腕を力強く掴んでどのように投げられるのかを観察する。
・力を感じる。
・痛みを必ず伴う。
・動きが複雑。
だと、今の自分が習うべき師でない。他の師を求めて探し続けよう。
ただし、
これも自分の今の位置により、変化していくので、絶対ということはない。
技は相対的にしかわからない。
相手との相性に左右される場合もある。
掴むとき、
初めは、右も左もわからないので、力、目一杯掴んで判断するしかない。
感覚がついてきたら、こちらの技をもって掴んで、どう対処するか試してみる。
見分けが易しいといっても、自分自身の目利きの良し悪しも必要となる。
そこが判断難しい。
逆をいうと、
本物と偽物が、段々とはっきりと見えてくることは良いことであるが、嫌なことでもある。