受けの条件3

受けの条件として
1:捕りの形を型に制限させておくこと
2:実戦のやり取りに近づけること
3:捕りの自然体を最大限に引き上げた状態で技をかけさせること
4:常に受けをより良い自然体に導くこと
が必須となる

3について、
3:捕りの自然体を最大限に引き上げた状態で技をかけさせること

受けは捕りの自然体よりほんの少しだけ自然体を下げ、
捕りが□になるように抵抗する。

受けは、
捕りが型の途中で力み・軸ズレなどで自然体が下がったときには
自ずと止まるように仕掛けておく。

そうすることで、
捕りは、
・自身の自然体がどの程度あるのか
・型の場面毎に保持できているのか
かを理解していく。

この仕掛があると型によって、
自然体を保持しておくことが難しい場面があることに気づく
それは自身の自然体を保持できていない場面となる

このように型と受けの自然体によって、
捕りの自然体の抜けが炙り出されていく

例えば、
捕りの丹田が胸にある場合は、受けは肩に意識をおき、
相手の自然体を越えないようにしておく。
この場合、捕りの意識が胸から肩に移った瞬間に技は自ずと停止する。

そうすることで
捕りは、
その自然体以上に自然体を崩せない状態で型を行うことを課題とできる。