受けの条件として
1:捕りの形を型に制限させておくこと
2:実戦のやり取りに近づけること
3:捕りの自然体を最大限に引き上げた状態で技をかけさせること
4:常に受けをより良い自然体に導くこと
が必須となる
現在把握している受けの条件1〜4について、
簡潔ながら考えがまとまってきた。
これからわかることは、
型稽古において、受けのもつ技術の重要性である
受けの技術を抜きに型稽古を行っても稽古は成立しない
古流の稽古では一対一で稽古を行う理由になる。
受けは教え伝え習得させる立場である。
受けは、
捕りの自然体の実力をみて、
どの型を稽古すべきかよく吟味して型を選択する
型の中で自身の自然体を調整しつつ、
受けの自然体を鍛えていく
受けが、
型のやりとりの中で自身の自然体を上下させる
そのとき、その型の中で良しとする捕りの自然体を予め設定しておく
型を通過するたびに捕りの通過する自然体の絶対値を上げていく。
すべての型において、
受けの用意できうる自然体と互角、もしくは超えた場合、
「皆伝」となる。
型は触媒であるので、
型を覚えることは目的ではない。
型を通して、
捕りが自然体を習得し、受け以上になるとその役割を終える。