子どもの参画(大阪府立大型児童館ビッグバン)

こどもの城では、平成17年度に独立行政法人福祉医療機構・子育て支援基金の助成を受けて、「子どもたちによる街づくりワークショップ」を行った。全国で6館の大型児童館などで、街づくりに関するワークショップを継続的に実施してもらい、子どもたちの手で街づくりに対しての提言をまとめてもらった。
その参加館の一つである大阪府立大型児童館ビッグバンでは、小学生から高校生までが参加して、「子育てバリアフリーマップ」をテーマにワークショップを行った。
実際に、妊婦ボディをまとって街中を歩いたり、保育園に出向いて乳幼児とふれあったり、お父さんお母さんに取材して、徐々にマップづくりのイメージをつくっていった。そして、実際に街頭インタビューや商店に取材に行ったりしてマップづくりに取り組んだ。
お父さんお母さんたちに見やすいようにと、手書きの文字ではなく、ワープロにチャレンジして製作した。小学生はローマ字の変換表を見ながらの作業で、ビッグバンのパソコンは一時期子どもたちに占拠されてしまったらしい。
できあがったマップは、子どもたちが実際に配布し、大変好評を得ている。子どもたちも実際にお父さんお母さんが喜んでくれた笑顔をみて、本当に嬉しかったらしい。

最後に子どもたちは、「ささいな優しさの重なりが大きな優しさになる街」にしたいと提言をまとめていた。