仕事で飯田市に行ってきました。朝4時半に起きて、高速バス、山手線、高速バスと乗り継ぎ、現地に到着したのは12時過ぎ。しかも2時間ほどで現地を後にして、20時から築地での新年会に合流、とハードスケジュールな一日でした。
写真は飯田市の中心商店街です。高速道路ICとつながるバイパスが出来てからは、その沿線に大型店やロードサイド店が進出し、中心部にあった高校も郊外に移転するなど、他都市と同様に寂しい雰囲気でした。
2枚目の写真は有名なりんご並木です。当たり前ですが、残念ながら落葉しています。
並木部分の両側は道路になっていて、当たり前のようにクルマが走ります。歩行者道路とばかり思って歩いていたので驚かされました。地図を見たところ、歩行者道路化してもさほど交通に影響はなさそうです。歩行者道路化して、両側に観光客用の店舗やオープンカフェ・レストランなどが並んでいてもよさそうなのに、と素人ながら感じました。
3枚目の写真は、ヒアリングさせていただいた飯田まちづくりカンパニーの建物です。再開発のため取り壊される予定だった蔵を移設・改装したものです。
中心部にはこのような蔵が20〜30程度残っているそうですが、維持がなかなか難しいそうです。「残す」視点で活用されているのはこの蔵と三連蔵くらいです。それでも景観法の活用など、方法はないわけではありません。
(感想) 東京で耳にするほど飯田が成功しているとは感じられませでした。勝手ながら「飯田は観光で行けるのでは?」という私が考える課題は
・まちづくりカンパニー(TMO)への観光の専門家の登用
・ハード面での対応(りんご並木のモール化、蔵の活用) そして、
・郊外開発を抑えるための理論付け、制度的手法 といったところです。