ユニバーサル社会の幕開け こどもフォーラム2008 報告

1月19日世田谷ボランティアセンターにて、NPO協働の「障害の有無を越えて ユニバーサル社会の幕開け」フォーラムが開催されました!

行政、NPO、企業、学生、当事者などいろいろな方が約60名参加しました。

児童青年精神科医の佐々木正美先生の基調講演のあと、「ユニバーサル社会をリードする障害児の母 3つの提言」として、「障害児」を授かったことがきっかけで始まったNPO活動などの中から、団体協働で行われている3つのプロジェクトが発表されました。

1.「障害児」改名キャンペーン2008 中間報告
2.ユニバーサル・スポーツ・トライアルin 玉川高校
3.発芽玄米からできた超自然バイオ・アミノ酸で子ども達に健康と安らぎを

(%ニコ女%)(%ハート%)「障害児」改名キャンペーン2008 中間報告
まず初めに2007年11月に始まった、文部科学省IT事業東京こどもセンターサイト内の障害児」改名キャンペーンの中間報告を、アウトリーチ豊田さんが発表しました。
名前が与えるイメージ、ダメージ、また改名することで現実には何がどう変わるのか。など、事例をまじえながら説明し、現在投稿されている改名案などを公表しました。

「要支援児」「ちゃれるど・ちゃるどれん」「ユニ育」「たいよう」「アトム」「宝子」

など、皆様から寄せられた楽しいネーミングを発表して、アンケートでご意見もいただきました。

キャンペーンは3月31日まで延長することになり、よりたくさんの方々に改名について考えていただきたいと思っています。

障害児改名キャンペーンはこちら↓
http://www.child.or.jp/2007campaign_kaimei.html

(%笑う女%)(%音符2%)「ユニバーサル・スポーツ・トライアルin玉川高校」
次に今年の3月に廃校になる都立玉川高校の跡地を、子ども達の遊ぶ場や子育て支援の拠点にしようという市民活動と、そのパフォーマンスで11月19日に行われたユニバーサル・スポーツ・トライアルin 玉川高校の報告が、アウトリーチ川本さんからありました。

当日は、二子玉川少年サッカーチームや、外国人のこどもやしょうがいのこども、また企業ボランティアなど100名以上集まり、ティーボールやサッカーなどを楽しみました。

玉川高校の跡地については、子ども達のために残そうという署名活動が行われ、6000名以上の署名をつけて現在世田谷区長に要望書を提出しています。

世田谷区のこの玉川地区には、子ども達が遊べるような児童館や図書館、グランドなどがほとんどありません。

東急再開発地域に隣するのこの東京都の土地が、子ども達が障害の有無を越えて本当の意味でユニバーサルな教育の現場ともなるように、たくさんの方の共感とご支援を今後も呼びかけていきたいという話をしました。

ユニバーサルスポーツトライアル当日の様子↓
https://www.voluntary.jp/weblog/myblog/201/1917945#1917945>

(%ニコ女%)(%晴れ%)
また、この玉川高校跡地利用の医療面でのアプローチとして、
こどもプロジェクトからの提案を話させていただきました。

二子玉川駅からバスで30分という立地に、国立成育医療センターがあり、全国から難病で苦しむ子ども達が治療を受けに来ています。

厚生労働省直轄のこの病院には、地域の医療ではカバーできない白血病、臓器移植、重度障害などの子ども達が最後の望みを賭けて集まってくるのです。

そして、その子ども達の家族は、頼れる友人や親戚もいないまま、この新しい土地での入院看護を余儀なくされます。

その家族が心身ともに安らぎ、希望を持って子ども達の看護にあたれるようにサポートする「ドナルド・マクドナルド・ハウス」のような施設を、この玉川高校跡地の一部に建設するというのが、こどもプロジェクトからの提案です。

現在国立成育医療センターは460床のベッドがあり、その家族はその倍以上いるわけです。センターのとなりには日本第1号の「ドナルド・マクドナルド・ハウスせたがや」があるのですが、18室しかなく、最大24家族しか泊まれません。
ハウスは常に満員で、滞在日数も制限されていて、予約も思うように取れません。

また東京は土地が高いので、新しいハウスを建設することも容易ではありません。

東京都がこのようなことを理解して、他の自治体からくる子どもや家族のために、土地を貸してくれれば、あとは民間企業や市民のサポートでハウスが運営できると私は考えています。

滞在施設関連ブログはこちら↓
https://www.voluntary.jp/weblog/myblog/201?STYPE=1&KEY=117430

(%ひよこ%)(%ペンギン%)(%ペンギン%)(%ペンギン%) 「発芽玄米からできた超自然バイオ・アミノ酸で子ども達に健康と安らぎを」
そして、最後に こどもプロジェクトから新しい子ども支援のプロジェクトを発表させていただきました。

自分自身のこどもの4年10ヶ月の入院看護の中でのさまざまな学びや経験、そして今の活動に至ったのですが、そのようなこどもたちにさらに多くの困難が降りかかっています。

その原因のひとつは、の危機。(%ショック女%)

どんなに工夫し愛情をかけても、添加物を初めとした現在の食生活は脅かされ、それがまた小さな子ども達に発達障害やアトピー、原因不明のアレルギーなど、どんどん形として現れてきています。

12月に㈱ファバラより発売された新しいアミノ酸の調味料「味かくし」は、発芽玄米と麹菌のみで一切添加物を入れずに造られ、食品の中の添加物を排除して本来の味を引き立たせ、またどんなに弱ったこどもや病気の人でも吸収できるという世界で初めての超自然バイオ調味料

味はほんのり甘くて、エネルギーが高いのでそのままドリンクしてもいいし、この新しいアミノ酸とエネルギーを広めることで、食で悩む子どもやお母さんたちを助けることができる という発表をしました。

その場でフォーラム参加者の皆さんに少し試飲をしていただき、交流会の飲食でポテトチップやコーヒーに入れて試していただきました。

ポテトチップは刺激の強いスパイスが和らぎ、自然な塩味になり、コーヒーは苦味が取れてまろやかになりました。(%笑う女%)(%音符1%)

しょうがいや難病を持つこども達、そして母親には、ほんとうにありがたいことです。

ご参加くださった厚生労働省障害福祉課の方や、企業、NPO、当事者の方もみなさん興味を持ってご購入くださいました。

味かくし 関連ブログ↓
https://www.voluntary.jp/weblog/myblog/201/1918550#1918550

このような機会でたくさんの方と交流し、繋がって、ユニバーサル社会が実現されていくのですね。
ご参加のみなさま、ありがとうございました!

主催 NPO法人こどもプロジェクト
共催 NPO法人コミュニケーション・スクエア21
NPO法人ケンパ・ラーニング・コミュニティ協会
東京こどもセンター
アウトリーチ