先日、ハローワークの方を対象とした研修「NPOスタッフ養成講座」を2日担当させていただきました。
10時から16時50分まで6コマ、2日で12コマという超ハードな授業で、私はこども支援全般のお話。
どうなることやら・・と思いましたがなんとかなりました。
受講生は、20歳代から60歳代の男女。
個性豊かで経験豊かな方ばかりで、とても勉強になりました。
そのとき受講していた一人の男性から後日メールをいただきました。
(%手紙%)(%エンピツ%)
その方は福祉施設で長く働いていたそうで、当時、「奉仕の心ではなく、やさしい心でやってください」といわれたことがあり、とてもそれが心に残っているそうでした。
今回1日目の授業が終わり、ほっと一息ついてスタッフと話をしていたら、その方は一人残って全部の机をきれいに拭いていました。
それを見て私は申し訳ない気持ちになり、「ありがとうございます。」と声をかけたのですが、受講生が机を拭くのは当たり前で講師がそれに対してお礼をいうことに彼は驚いたそうです。
「それは、講師としてではなく受講生と同じ立場でいたから出た言葉だ」と気づき、そのように奉仕ではなく母親としてやさしい心で活動されているからですね。・・というような内容でした。
2日間私は、子育てが終わった大先輩の前でお話させていただいたりしたのですが、講師として何か教えようというようなスタンスではなく、伝えたいことを心をこめて伝え、かつて難病児の母親だった一人の人間としてすべてをさらけ出したという感じでした。
それが「奉仕ではなくやさしい心、親心、ということなのだ」
とその方に教えていただき、とても嬉しくなりました。
(%笑う女%)(%ハート%)
たくさんのことを学ばせていただいた2日間でした。