ミッション系女子校での講師

3年目になりました、世田谷のミッション系女子校2年生約70名の半日講師。

実は、私のもっとも楽しみな授業のひとつです。

「神様について考える日」ということで、かみさまという言葉も使えるし、講演のあとのワークショップがとってもかわいくて楽しいからです。

講演は自身の体験やNPOを立ち上げた経緯。

そして世田谷の国立成育医療センターの地元の学生たちなので、話の内容がとてもリアルに感じられるらしい。

(私が毎日面会で通っていたのは、その前身、国立小児病院ですが)

私もそれっとばかりに、子どもが病気や障がいのお母さんのキモチなどを赤裸々に語るのでした。

ワークショップはふたつやります。

グループ分けして、ひとつめはNPOをつくってもらい、代表が発表する。

また、ふたつめは障がいの理解を深めるために、

もしも世界中が
目が見えなかったら、耳が聞こえなかったら、車椅子だったら・・。

というテーマでグループでその世界を想像して考えを出し合い、まとめる。

というものです。

昨年は動物愛護と環境(CO2)問題をとりあげたグループが多かったのですが、今回はそのどちらもなく、貧困を助ける、高齢者を元気づける・・というものが多かったです。

メディアや社会の影響が大きいようですね。

もしも世界中が・・・

というテーマですと、昨年は、

「目が見えない」と心がふれあうのでお互いを思いやる、戦争がなくなる、肌の色がわからないから差別がなくなる・・などと前向きな回答も多かったのですが、なんと今年は、

・人間以外の生物に地球を支配される
・人類は滅亡する(なんと3グループも)

などという不安が結構多く、これもびっくりでした。

最後に恒例のクレイアニメーション「たまごとにわとりとプロペラひこうき」を見てもらいました。

女子高生には「かわい〜〜」ととても受けるので、作った甲斐があったというものです。

ただかわいいだけじゃなくて、そのまま、このままで一生懸命やればいいんだよ〜ってことを伝えているのですが。

感想文は、とてもみなさんよく書いてくださって、とてもいい静修日になりました。

また来年も呼んでくださいね。