國學院大學のNPO論の講義で、NPO法人ピースウィンズ・ジャパンのお話を聞きました。

講師は、同NPOのスタッフ8年目の斎藤さん。

アフリカのスーダンでの支援活動について、パワーポイントでわかりやすく話してくださいました。

スーダンはアフリカ最大の国で、イスラム教の北部に政府があり、南のキリスト教との間の内戦が20年以上続いていて200万人以上の市民が犠牲になっています。

そしてスーダンでは水を確保するという基本的なことがまだできていない地域が多く、片道4時間もかけて婦女子が水をもらいに配水所までいくそうです。
日本人が一日使用する水の量は平均300リットル。スーダンでは5リットルもままならないそうです。

NPOでは、それらの課題を解決するために、井戸を掘って地元の人に使い方を指導しています。

そのほかに内戦の続くスーダンでは、仮設のテントの配給なども行っています。

講師は以前はJAICAに務めていたこともあった国際支援のベテランですが、政府系の団体からNPOに移籍したことについて、「国が崩壊状態になっている場合、国同士での支援活動よりNPOの方が自由に動けるから」ということが印象的でした。

国際支援の話を聞けて、学生も刺激になっていたようでした。