【誰もがくらしやすい街とは?】トイレから見たバリアフリー社会

【誰もがくらしやすい街とは?】
 −トイレから見たバリアフリー社会ー
 主催:誰もがくらしやすいまちづくり実行委員会
 後援:越谷市

という講演とシンポジウムが行なわれました。

チャオはこの実行委員会のメンバーです。
現在実行委員会は ●わらじの会 ●ロービジョン友の会・アリス ●越谷市聴覚障害者協会 ●手話サークル・よつば会 ●埼玉県視力障害者福祉協会越谷支部
●スクランブルの会 ●ウォーターズスポーツクラブ ●越谷NPOセンター ●チャオ の9団体 。それから、アドバイザーに埼玉県立大学社会福祉学科の朝日雅也准教授などがいます。

チャオはたんぽぽクラブとともに、子育てバリアフリーの調査研究などに関わった関係で昨年からこの実行委員会に入ってます。

実行委員会では仮称:越谷市バリアフリーマップ(冊子)の作成を検討しています。

従来のバリアフリーマップは車椅子使用者主体のものが多いので、視覚障害者の方にも使いやすいものにしたい。また、障害者、高齢者だけでなく、子供づれの人たちなど、多くの人たちに使われるマップにしたい。
という思いがあります。そこで、「全体マップ」「トイレマップ」「立体コピー触知マップ」を考えています。

トイレは社会参加や地域での暮らしを進める上で重要な意味をもちますね

 出かけてもトイレが使えないとしたら、大変なことになります。

後半シンポジウムでは、
「車椅子を使っていると、普通のトイレでも広ければ十分使えるのに、多目的トイレに案内される。多目的トイレでは、このトイレでなければ困る人(たとえばオストメイト使用)で混んでいるということがある」

「弱視の人にとっては、淡い色はみえにくい、トイレの位置や男女別のプレートがわかりにくい。輝度が高いと良くみえるのに。たとえばトイレが黄色だったら、よくわかる」

「聾唖の人にとっては、トイレは安心できない場所。なぜなら、トイレに入っているときに、火災報知器がなったり、緊急連絡の放送があっても聞こえないので、対応できないし、周りの人も誰も気づいてくれないだろう。緊急ランプのようなものがあったらいいのに」
というような発表がありました。

このようなことはその立場の人しか、実感できませんね。

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