地域医療を考える市民シンポジウムin越谷

先月の話になりますが・・・

(%赤点%)守ろう市民のいのち とめよう医療崩壊(%赤点%)
 〜地域医療を考える市民シンポジウムin越谷〜

が中央市民会館で行われました。

主催は〈守ろう市民のいのち とめよう医療崩壊 地域医療を考える市民シンポジウム実行委員会〉で,
シンポジウムのコーディネーターを務めた本田宏さん(済生会栗橋病院副院長)の講演会で今の医療の現状を知り、これは自分たちの問題でもあると実行委員会をつくり、このシンポジウム開催。

チャオから、市民パネリスト〈子育て世代の立場〉でお話をしてほしいということで
今回のシンポジウムに参加してきました。

医師不足などで経営難に追い込まれ、9月末に診療を前面休止することになった銚子市立病院、
市民がたちあがり、病院をまもろうとする活動をしている柏原病院小児科を守る会
そして、
越谷市立病院の現状・・・・
ほとんど知らないことばかりでした。

今回は
KOKOネット会員モニターに市立病院を利用したときのことや
救急車利用についてメール回答をもらい、
又、実際にサークルのお母さんたちから話を聞いて、
(%ペンギン%)いざというときは市立病院をたよりにしていることや
(%ペンギン%)今どきの子育て(核家族がふえ、子育て全般が伝承されない)なかで
一生懸命子育てをしている現状や
(%ペンギン%)親は子どもの病気についての基礎知識を
どこで得ればよいのか・・・無料で的確に知ることの出来る場はあるか?
あったとしても、それを知らない。情報不足から来る不安。などについて
お話させていただきました。

(%星%)(%星%)(%星%)(%星%)
越谷市消防職員救急隊員の菊名さん金子さんは
救急の現場について話をされました。

私たちは救急車がきたら、すぐに病院へ連れて行ってくれる
と考えがちですが、
実際は最低30分はかかります。
1時間以上かかったのは全体の約8パーセント。

越谷では、平成9年は7139件出動回数
でしたが平成19年は11908件。
60パーセント増だそうです。
(全国平均は50パーセント増)
ちなみに
昨年度の57パーセントは軽症だったということです。

ぜひ適正な救急車利用が望まれます(%痛い女%)

市立病院の角田先生からは
越谷に初期救急を担う施設が極めて乏しいという話がありました。
だからどうしても、市立病院のような二次救急病院に患者が集中してしまいます。

また、市立病院ではすでに、看護婦不足のため病棟ベッドをへらしているという
現実が・・・・(%ショック女%)(%ショック男%)(%ショック女%)(%ショック男%)

病院をつぶすには、看護婦にいやがらせをしたり、看護婦を過重労働で疲弊させたりして、看護婦がやめていくようにすればよい
・・という話がありました。

常に救急患者をうけ入れるためにはベッドが空いていなければ無理なのです。

救急医療も問題点は、●一極集中による混雑
 ●お互いの理解不足による、患者の不満と医療者の疲弊
 ●退院、転院ができず(次の受け入れをしてくれる病院がない ため)ベッドがあかない ということです。

(%消しゴム%)(%消しゴム%)(%消しゴム%)(%消しゴム%)

最後に本田先生から、外国に比べ、日本の医療費にかけるお金の少なさや、過酷な労働をしている医師の現実、そこから医師不足になっていく状況の説明がありました。
医療を守っていくという意識をもたなければ、日本の医療は破綻していきます。

市立病院をいざというときに安心して利用できる病院にするには
私たちもこの医療問題をひとごとにせず、
考えていく必要がある。
参加していた人たちはあらためてそう思ったでしょう。