埼玉県下の市で、小中学校の生活指導担当者を対象とした人権研修で、デートDV防止研修を実施しました。教職員対象の研修は今までも行ってきましたが、小学校の教職員を対象にした研修は初めてでした。研修の内容は中学・高校の教職員を対象としたものと変わりありませんでしたが、参加者の多くを占める小学校の生徒指導担当者にとっては、身近な問題には感じ難いようでしたが、とても熱心に参加していただき、身近な問題としてとらえてもらうことができました。小学生も数年後には、デートDVの被害者、加害者になる可能性があります。デートDV防止の授業を受けたことがあるかないかで被害者にも加害者にもなる割合は大きく減少します。
後半では、事前に受けていた質問に対して婦人相談員をしているNPOメンバーが、両親のDVが子どもにどのような影響を与えるかなどについて回答しました。面前DVは子どもへの虐待にあたり、その影響も行動面・情緒面・発達面から身体面まで多岐に渡ります。参加者からは「DV家庭の子どもへの対応がわかった。」とう感想もありました。
関東ネットワークニュース30号より抜粋