「ワーク・ライフ・バランス」支援 の事例①

A社の「ワーク・ライフ・バランス」のコンセプトは、「会社と個人の
双方にとってメリットのある働き方(社員の成長と会社の業績アップ)
を目指すこと」だという。
メリハリつけて働き、個人生活の時間を創出することで地域・家庭・社会
などの多様な価値観に触れ、それが仕事にも生きる…そんな好循環を
生み出すための下地を整える。そのためのA社の具体的な取組みを
4回連続記事として紹介していきます。(まとめ:柴山)

●仕事と家庭の両立支援のために

1990年:育児休業制度をスタート・・・子どもが満3歳になるまでの休業を認める。
 ただし、複数の子どもの育児のために2回以上休業する場合は通算5年以内。
 ⇒2004年度までの取得者数は延628人
1991年:育児時間制度をスタート…子どもが小学校に入学するまで、1日2時間以内で
 勤務時間を短縮することが出来る制度。短縮時間は無給。妊娠中の女性社員
 にもこの制度を適用。
 ⇒2004年度までの取得者数は延512人
1993年:介護休業制度をスタート…配偶者、子ども、両親、配偶者の両親が対象。
 一件につき1年以内、通算で3年以内。
 ⇒2004年度までの取得者数は延18人
 :介護時間制度をスタート…対象家族は上と同様で、同居しているか、通勤に
 支障のない地域に対象者が住んでいることが条件。1日2時間以内で勤務時間を
 短縮することが出来る。短縮した時間分は無給。
 ⇒2004年度までの取得者数は延6人