Ａ社の「ワーク・ライフ・バランス」支援 として
具体的な取組みを紹介してきました。
以下、まとめた感想です。
（まとめ；柴山）
●最後に
以上を見てくると、充実していて先進的なＡ社の「ワーク・ライフ・バランス」
支援のためのプログラム。
ただ気になるのは、これらの制度を利用する社員の男女比などは明らかにされて
いないということです。「ライフ・ワーク・バランス」は、仕事も個人生活も大切に
したい女性が生きていきやすい社会をめざすための土台として重要な考え方だと
思いますが、その対象が女性だけになってしまえば、それは本来の考え方を矮小化
することだと思います。男性も女性と同じようにこれらの制度を利用するように
なるには、日本社会に根付いた慣習や男性自身の（そして周囲の女性も）働くことに
対する意識の変化などが必要条件であり、もっと時間が必要かもしれません。
しかしそうなって初めて、女性も男性も「ワーク・ライフ・バランス」を大事に
できる社会が生まれるのでは、と思います。