初めて筆をとりました(キーを打ちました)平野喬と申します。名プロデューサーの野澤汎雄氏が10数年務めてくれた地球環境映像祭の事務局長を今春、卒業されました。そのため、映像には全く素人の私が、よくある暫定事務局長になりました。活字出身の人間ですので、予想される数々のフライングは大目にみてください。
 さて一言抱負。環境コミュニケーションに関心があります。どうしたら環境問題の大切さを1人でも多くの人に伝え、行動を起こしてもらえるのか。地球環境映像祭の目的はまさにそこにあるのですが、観客動員力を自慢できるイベントにはまだなっていません。来年は15周年ですので、過去の素晴らしい作品をDVDに収録し、全国の小中学校に無料配布する準備を進めています。いずれ、この場でも詳細をお伝えいたします。
 「1人でも多くの人に」となると、かのホワイトバンドキャンペーンを思い起こします。「ほっとけない世界のまずしさ」をキャッチフレーズに、著名人が指をパチンと鳴らすクリキングフィルム。日本で400万人がホワイトバンドを腕につけたと言われます。
 その仕掛け人の1人がマエキタミヤコさん。環境問題へのチャーミングアプローチを合言葉に、環境コミュニケーションの力による「エコシフト」を呼びかけています。マエキタさんの本、「エコシフト チャーミングに世界を変える方法」(講談社現代新書)が今日発売されました。早速購入しましたが、皆様にも是非お薦めします。
 目からウロコが落ちるような環境コミュニケーションの新しい手法が盛りだくさん。映像祭でも十分に参考にしていきます。