突然の訪問者にビックリ!!こんなサプライズは初めてです。

スタッフのナカノです。

昨日、いつもどおりパソコンに向かって仕事をしていると、本部組織である(財)地球・人間環境フォーラムのNさんが入ってきて、「ナカノさん、以前アース・ビジョンで入賞した作品で、砂漠に植林をする女性の映画ありましたよね。」「ありましたね。」「その人が今、隣の会議室にいらしてるんです。」「ギョギョッ!?」

そういえば今日は、毎年トヨタ財団が助成する『中国青年富田環境保護賞』受賞者の訪日団が、財団を訪問するということでした。

そして何とその中に、アース・ビジョン 第10回地球環境映像祭で入賞した「井背塘の砂漠退治の女性」の主人公その人がいらっしゃったことが分かったのでした。

あまり突然でわけが分からないまま、30人ほどの関係者の前でご対面。

そこには、映像の中でハツラツと旦那さんを叱咤激励しながら砂漠に木を

植え続ける、まだスリムだった紅顔の彼女が、今はかなり貫禄の出た「女史」という感じで、佇んでおりました。

映像の中で彼女は、「生活は貧しく苦労が多い。でも一番つらいのは、周りに人がいないこと。」というようなことを語っていました。人にとって何よりつらいのが「孤独」という、その言葉が、とても印象的でした。

その彼女の、果てのなさそうな植林活動が、今は数千平方kmにおよぶ(数は自信がありません。もっと広かったかも)広大な森林になっているとのこと。

そして今年、人民大会堂でその偉業が表彰され、胡金涛国家主席と握手を交したそうです。

 監督とは、お会いする機会は結構あるのですが、映像の中の登場人物に会えるというのはめったに無いこと。

「いつか貴女の森を、訪問してみたいです。」と言ったら、「同一个地球、同一份責任ですからね」と言っていました。これは、この環境保護賞のキャッチフレーズのようです。当意即妙、とても頭の回転の早い人です。

 フランスの「木を植える男」の中国版ともいえるこの映像、あらためて、多くの人に観てほしいなぁと思いました。1人から始まる活動をもっともっと重要に考えたいと思いました。

 来年の3月の本祭の特別プログラムでは、キープ協会の川嶋直常務理事が、何かを始めなければと思っている市民一人ひとりを対象に、楽しいワークショップを行なってくれます。乞うご期待!!

※ 残念ながら写真を撮れませんでした。作品については、ホームページのトップページ、「これまでのアースビジョン」を開き、第10回をクリックしたいただくと、彼女の若かりし頃の写真が小さく載っております。
http://www.earth-vision.jp/08-10th.htm