野菜の成長がもたらすもの

JENが野菜栽培を行った村では、トレーニング終了後も参加者の人たちが栽培を続けています。6月にトレーニングを終えたミリジャウィラ村では自分たちで育てた野菜を売って収入を得ている参加者もいます。

 ナスは1kg45ルピー(日本円で約40円)、唐辛子は1kg80ルピー(日本円で約70円)で売れるそうです。今はナスのシーズンなので、ある女性参加者は一日最低4kg売り、日々の収入につなげています。その他トマト、オクラといった野菜に加え、ココナッツ、マンゴーといった木の苗も育てています。

 トレーニング当初30cmほどだったココナッツの苗が、7ヶ月たった今では150cmほどに生長していました。『野菜の成長を見ていると心が癒されます』とトレーニング参加者は語ります。ココナッツの実がなる頃には、津波被災者の辛い心の傷が少しでも癒えていることを祈るばかりです。

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