JENの事業地は、もともと反タリバン政権で北部同盟を支持する住民が多かったため、タリバン時代に多くの人々が北部同盟の本拠地パンジシールへと避難していました。タリバン政権崩壊後、故郷に戻ってきた人々の一人に当時の様子を聞いてみました。

 『夜中になると、人々が道に溢れいっせいに歩き始めました。私も慌てふためきながら借り物のロバと食料で、山々に囲まれたパンジシールへと向かったのです。暗く険しい道でしたので途中で命を落とす子供や、空爆で家族を失った人もいました。

 その後の3年間は、自分の無力さをただ感じるだけの避難民生活でした。
タリバン政権崩壊と同時に故郷の地を再び踏みましたが、荒れた畑を元に戻すことだけに精一杯で今も暮らしはなかなか良くなりません。
それでも人々に勧められ、支えられたおかげで、JENの住宅再建事業に参加することができ、自分の家を持つことができました。』

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