完成! 養鶏飼料製造施設

JENが支援するエリトリアのゲルゲフ養鶏組合に、鶏の餌を製造する施設を譲渡しました。

 ゲルゲフ養鶏組合は昨年6月、JENの支援を受けて、養鶏を開始しました。 今では毎日600個の卵を生産し、1ヶ月の売り上げがは25万円になります。
 
 ところが、悩みの種は、餌の値段。
 
 400キロも離れた首都アスマラから毎月3トン近い餌を買わなければならないため、それだけで20万円近い出費です。その他の出費を差し引くと、30名の組合員の手元に残る現金収入はごくわずか、卵の値段が下がれば赤字に転落してしまいます。

 そこで、JENは追加支援として、餌を製造する施設を譲渡しました。これを使えば、村でとれるソルガムなどの穀物と油粕を主原料として、わずかな魚粉、骨粉、塩と石灰を加えるだけで、自前の餌を作ることができます。

 十分な品質の餌ができれば、月の餌代を、15万円にすることができます。8月9日に施設の譲渡を行い、今、組合員たちは餌を製造する訓練を受けています。ほとんどの組合員が文字を読めないので、いろんなサイズの容器を使って、7種類の原料を正確にはかりとる方法を体で覚えてもらいます。餌ができたら、実際に鶏に与えて、卵の生産が上がるか、下がるか、試験をします。これも、すべて組合員が自分たちで行うことです。

 長く険しい自立への道を、一歩、一歩、歩んでいます。

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