JENは8月17日と19日、事業地のカシミール州ハベリ郡にある2つの村で、学校運営委員会に対し地震教育の研修を行いました。

 今年5月にJENの呼びかけで、教師、女性ソーシャルワーカー、地元有力者などをメンバーとし、学校運営委員会が組織されました。
 
 JENによる調査の結果、村人たちは昨年10月の震災の心理的なショックから立ち直れていないことが分かりました。今回のJENの地震教育は、子どもたちに地震のメカニズムや避難方法を知ってもらい、安心して学習に取り組める環境を整えることを目的にしています。

 学校運営委員会は他の村人たちにも参加を呼びかけたようで、研修参加者は予定より大きく上回りました。参加者同士で活発な議論が交さました。ある老人が「地震はアッラーの仕業だから仕方がない」と言い、JENの現地スタッフが「それではあなたは何もせず大地に寝ていればアッラーが口にパンを入れてくれるのですか」と返すと、会場は笑いの渦に包まれました。

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