素顔のアフガニスタン、その2

首都カブールでも、破壊された建物の残骸や銃弾の跡の残る建物を数多く目にします。

労働者市場のような場所では、凍てつく寒さの中、仕事を求め毎日早朝から100人以上の老若男性が集っています。また、道路の真ん中で所在無げにしゃがみこみ、物乞いをするブルカをまとった女性たちの姿を目にすることもあります。そして、羊飼いとともにカブールにやってきた羊たちは、ごみ置き場に群がり餌を漁っています。

こんな、何気ないカブールの日常に、「どこから手を付けようか?」という思いでいっぱいになります。しかし、私たちJENにできることは、本当に限られています。だからこそ、大海の一滴でも良いので、いま与えられているこの立場でできることを前に進めたいと思います。そして、JENと関わりを持つことになった人たちが、少しでも明日への希望を持てるよう、ひとつひとつ着実に仕事をしていきたいと思っています。