7月28日(金)に行われた聚会では、講師に「NPO法人とよあしはら」事務局長の山本裕隆氏を迎え、盆栽の制作をご指導いただきました。
植物の特性を理解し、一つの鉢の中に風景を作り出し、1年後、2年後、更に先の姿を想像し、どのように手を入れていくか考えるという作業は、保全活動の縮図ともいえます。
最初に盆栽の歴史や種類、また観賞の仕方などを説明していただき、盆栽はバランスが大事であることや、目線を根元に置くことで風景をイメージすることを学びました。
次に、先生が事前に組み合わせてくださった植物と鉢を前に、参加者が出来上がりを想像しながら土をほぐしたり、根を切ったりして、実際に盆栽づくりを行いました。
皆、盆栽は初めてということもあり、最初は緊張した面持ちでしたが、山本先生の指導の下、土をいじっているうちに童心に返りました。
植物と鉢の組み合わせが作り出すイメージは、参加者の想像を越え、この野草にこんな雰囲気があるとはと、出来上がった作品にあちこちで感嘆の声があがっていました。また、作者の性格が作品に出ているという声もあり、それぞれの作品を興味深く鑑賞しあいました。