ひとりで迎えるエンディング//おひとりさまを生きる

(%女マーク%)人はというよりも、生き物は必ず死ぬ

(%男マーク%)その中でも人の死というものをテーマにした
活気的な講座に参加してきた

(%女マーク%)この講座は3回あり、あとの講座もとても
楽しみにしている

(%男マーク%)こういう講座は前々から関心があり
やっとめぐり合えたような気がした

(%女マーク%)講師の話も「もっともだぁ・もっともだぁ」の世界で
一々うなずかなくてもええんやけど、首振り状態になった

(%男マーク%)夫婦の場合、一緒に死ねるわけでもなく
また、一緒に死にたくもないだろし

(%女マーク%)まっ、人の死に方は人それぞれだろうしね

(%男マーク%)だから、どちらかが残り
おひとりさまの生活を迎えることにもなる

(%女マーク%)そのおひとりさまが最期を迎えるまでどうしたいのか
その時が来たらどうしてもらいたいのかを誰かに託しておかなければならない

(%男マーク%)それを前提にして、自分らしく最期を迎える生きかたを
みつけましょうという講座だ

(%女マーク%)最近、新聞や情報誌などで
①結婚先の墓には入りたくない
②夫と同じ墓に入るのはいや
③墓など不要、戒名も要らない
などの記事や話を見聞きする

(%男マーク%)これを書いている本人も同じで
戒名も墓も要らない派だ

(%女マーク%)現実では、夫婦両家の両親の位牌や墓の面倒を
みている、俗に言う墓守りはしているのだが

(%男マーク%)これは案外に難しい問題をたくさん含んでいると
自分勝手に思い込んでいる

(%女マーク%)このしんどさを子どもに託したくはない
ましてや「墓守してや」なんて言いたくもない

(%男マーク%)まっ、遅かれ早かれ墓や仏壇の始末を
考え実行する時がくるだろうな

(%女マーク%)例えそれを子どもに託したところで
地球規模でどこに住まいを持つかわからない今
朽ち果てるのを待ってるかのような墓などむなしい

(%男マーク%)死んでしまえばわからないだろうけど
残された者の重荷は大変なものである

(%女マーク%)だからこそ、今が考える時なのだ

(%男マーク%)そんなことを何年も前から考えていたことに
ピッタリの講座に出会えた

(%女マーク%)あと2回の講座はどんな話やろうか
とても楽しみやな

(%男マーク%)この講座は夫にも聞かせたいと思い
夕飯時に延々と話した

(%女マーク%)夫は「こんな講座は夜にもしてくれたらエエのに
働いてる人も聞きたいと思うで」と。。。

(%男マーク%)何はともあれ、人生の最期を悔いなしと思える生きかたを
しなくっちゃ!!