(%ハート%)二年に一度、群馬県の桐生市で
『手づくり布の絵本全国コンクール』が開催され
いずみは毎回応募しています
(%ハート%)今年はその開催年です
どんな作品を作って応募しようかしらと思案中でした
(%ハート%)それなのに、あの大震災が起こってしまいました
現地の様子は全くわかりませんが、大きな被害に遭われたと思います
(%ハート%)ですから、今年はコンクールはないものなんだと
勝手に思い込んでいました
(%ハート%)けれど、コンクールをしますよというお手紙が届きました
元気に発信してくださったことに驚きと力強さを感じました
(%ハート%)お手紙には、実行委員会の方の手書きの文面が
添えられていました
(%ハート%)ちょっと抜粋してみますね
(%ハート%)震災の被害の全てが明らかになっていない中
以前の春と同じにコンクールのお知らせをのどかに伝えていいのか
考えた。
けれど、楽しければいい・皆が集まって町が盛り上がればいいという
軽い気持ちでコンクールを続けてきたわけではない。
(%ハート%)布の絵本は素朴なもの。量産もできない。
とてもスローでアナログ的なもの。
けれど、全ての子どもたちのために作られている
(%ハート%)布の絵本を大人から全ての子どもたちに
「ずっと、いつもきみのことをみつめているよ」という
メッセージとして受け取ってもらいたい
(%ハート%)立ち止まらず、できることを・できる限りすれば
世界は変わってゆくだろう
(%ハート%)『手づくり布の絵本全国コンクール』は
被災された子どもたちのためにこそ開催したい
(%ハート%)という趣旨でした
(%ハート%)私たちも同感です
布の絵本や遊具は子どもたちに遊んでもらって意味をなすものです
(%ハート%)何とも言いようがないこの大震災の中で
コンクールを開催されることはとっても大変なことでしょう
(%ハート%)16年前の阪神淡路大震災の年、神戸の三宮で
毎年開催していた『手づくりの絵本展』もやはり全国に発信し
作品を募集しました
(%ハート%)ガレキが残る中、「ひょうごさわる絵本連絡協議会」の
活動拠点まで出かけて行ったことを思い出しました
(%ハート%)作品は来るだろうかとドキドキハラハラしていましたが
展示できるだけの作品が手元にやって来た時はホッとしました
(%ハート%)桐生の方々も同じ思いだと思います
それに応えるべく、いずみは必ず応募します
(%ハート%)さぁ、いずみのみんな、作りましょう
私たちの今、できることは布の絵本作りです
(%ハート%)みんなが楽しく触って遊んでくれる作品を
頭をより柔軟にしながら考えましょう
(%ハート%)子どもたちが待っていますから!
桐生のみなさんも待っていますから!