まさかのまさかと自分でもビックリだけど
二日連続で映画を観てきた
しかも、大阪と神戸という地で
一つはカンヌ国際映画祭にノミネートされていたけど
惜しくも大賞を逃がした河瀬直美監督の「光」
弱視のカメラマンと視覚障がい者向けに映画の
音声ガイドを制作する女性が、光を求めて葛藤しながら
心を通わせていくさまを描いている
弱視でもぼんやりと見えていたのに
急速に進行しついに視力を失うカメラマン
カメラマンとしてのプライドを愛用のカメラを
捨てることで捨て去って、視覚障がいという
障がいを受け入れ、白杖での生活を始める
音声ガイドを担当する女性も視覚障がい者の
モニターが映画をどう捉え、理解し、いかにして
映画の中に溶け込んでいけるかを厳しい意見を
参考にしながら、的確な言葉を選んでいくさまは
大変な苦労だろうと察します
意見の対立の中で、カメラマンと女性が求めている
「光」は突き詰めれば同じ「光」だったかも
二つ目は「八重子のハミング」
夫婦ともに教師をしている中で数十年後の
生徒がどう成長していくかを楽しみにして
見届けていたふたり
やがて夫は癌という病に侵されながらも
手術で乗り越えていくが、妻はその看護の
苦労からか若年性アルツハイマー病に
現在のように介護保険もヘルパー派遣も
ない時代での介護
我が家も親の介護時はそういう制度も
何もないときだったなぁ
12年間という長い年月を夫は妻に
やさしく・やさしく面倒をみる
これは実話を基に描いたものだ
二つの映画の観客はほとんどがシニア世代
終わった後はなぜか口数が減ってたなぁ
一緒にに観ていた連れ合いも何か感じるものが
あったかもね
偶然にも「八重子のハミング」の映画を
視覚障がいの方が観に来られていた
昨日観た「光」は視覚障がい者向けに
映画の音声ガイドを制作するというものだっただけに
今日の映画の感想を聞きたかった
「光」の映画で音声ガイドの制作をする仕事が
あるなんて初めて知ったわ
まだまだ知らないことがたくさんあるみたいだね
元気なうちに動けるうちに、いろんな所に行ったり
やりたいことをしなくっちゃねぇ〜!!