まさかのまさかと自分でもビックリだけど
二日連続で映画を観てきた
しかも、大阪と神戸という地で
一つはカンヌ国際映画祭にノミネートされていたけど
惜しくも大賞を逃がした河瀬直美監督の「光」
弱視のカメラマンと視覚障がい者向けに映画の
音声ガイドを制作する女性が、光を求めて葛藤しながら
心を通わせていくさまを描いている
![](/img/u1237/FI3994665_0E.jpeg)
弱視でもぼんやりと見えていたのに
急速に進行しついに視力を失うカメラマン
カメラマンとしてのプライドを愛用のカメラを
捨てることで捨て去って、視覚障がいという
障がいを受け入れ、白杖での生活を始める
音声ガイドを担当する女性も視覚障がい者の
モニターが映画をどう捉え、理解し、いかにして
映画の中に溶け込んでいけるかを厳しい意見を
参考にしながら、的確な言葉を選んでいくさまは
大変な苦労だろうと察します
意見の対立の中で、カメラマンと女性が求めている
「光」は突き詰めれば同じ「光」だったかも
![](/img/u1237/FI3994665_1E.jpeg)
二つ目は「八重子のハミング」
夫婦ともに教師をしている中で数十年後の
生徒がどう成長していくかを楽しみにして
見届けていたふたり
やがて夫は癌という病に侵されながらも
手術で乗り越えていくが、妻はその看護の
苦労からか若年性アルツハイマー病に
現在のように介護保険もヘルパー派遣も
ない時代での介護
我が家も親の介護時はそういう制度も
何もないときだったなぁ
![](/img/u1237/FI3994665_2E.jpeg)
12年間という長い年月を夫は妻に
やさしく・やさしく面倒をみる
これは実話を基に描いたものだ
二つの映画の観客はほとんどがシニア世代
終わった後はなぜか口数が減ってたなぁ
一緒にに観ていた連れ合いも何か感じるものが
あったかもね
![](/img/u1237/FI3994665_3E.jpeg)
偶然にも「八重子のハミング」の映画を
視覚障がいの方が観に来られていた
昨日観た「光」は視覚障がい者向けに
映画の音声ガイドを制作するというものだっただけに
今日の映画の感想を聞きたかった
「光」の映画で音声ガイドの制作をする仕事が
あるなんて初めて知ったわ
まだまだ知らないことがたくさんあるみたいだね
元気なうちに動けるうちに、いろんな所に行ったり
やりたいことをしなくっちゃねぇ〜!!
![](/img/u1237/FI3994665_4E.jpeg)