きららの森の学校 造形クラス

【中・高学年造形クラス】
 今回は全6回にわたって行ってきたアフリカシリーズを皆で振り返りました。標高5000mを超える山々、熱帯雨林、サバンナ、サハラ砂漠とそこに生活する人々。そしてそんな大地を蛇行しながら流れ下るナイル川。雪に覆われたその山々から始まるその流れは森を抜け、サバンナ、砂漠を通り、最終的には海へと流れ出ていきます。そんな川がもたらしてくれる壮大な恵み。 
 制作では『河口付近の海』をテーマに、パステルを使って制作しました。そこには上流から運ばれてきた栄養分を求めて様々な魚が集まってきます。そんな海底風景をイメージしながら描き進めていきました。
 中・高学年クラスでは地上の自然の美しさ、素晴らしさを造形活動の大きなテーマとして位置づけています。精神の暖かいぬくもりと光に満ちた世界から、地上の世界へと降りてくる子供たち。闇と遭遇する思春期へと向かう途中、天と地の間には、有機的自然界がその美しい姿を現しています。親から離れて周囲の世界を探検し始めるこの時期には、とても大切なテーマであると考えています。