低学年クラスでは、1,2,3月にかけて「カッコーのうた」に取り組みました。カッコーの鳴き声は3種類あって、難しい鳴き声を2年生に、易しい鳴き声を1年生に笛で吹いてもらっています。3月には久しぶりのもー君と初めてのあるふぁちゃんも参加してくれましたが、ふたりともすぐに上手に吹けるようになりました。このクラスではわらべうた遊びもしています。「お茶をのみにきてください」や「梅とさくらと」といったルールのある遊びは幼児さんではなかなかできないのですが、さすが小学生はすぐに理解してしまいます。
遊んでいたらこちらが何も言わなくても自然に大きな声で歌っています。また、お手玉を「わたし」「あなた」と唱えながら隣の人に回していき、みんなに行き渡ったところで「わたしとあなたはお友達」と自分の左右の手に受け渡します。こんなことができるようになるのもやはり小学生からです。
高学年クラスでは、ペンタトーンフルートの全部の音が入った「さらさら小川」(ペア・アルボム作)という歌に取り組みます。まず、音の高さを手で表して歌いながら動いてみます。音が上から下へ流れるようにできているのを体感します。次に今の動きをブロッククレヨンでスケッチブックに歌いながら描いていきます。すると今度は歌が目に見えるようになります。このクレヨンはきれいな色が面で描けるのでこういった作業には最適です。音符というのは記号的なものなので、音の高さや長さが視覚的に見えるクレヨン楽譜で楽譜の導入をしていきます。
それからいよいよ笛を吹きます。音を上から下へ順に吹いていく歌なので、すぐにきれいに吹くことができました。それに、動いたり描いたりして歌が体に入っているのでしょう。どの子も月に1度とは思えない進歩を見せてくれます。
幼児クラスの2月のお話は「見るなのざしき」、3月のお話は「ねっこぼっこ」です。