4月最初の音楽クラス

今日からの低学年クラスは、新しい1年生と2年生のクラスです。1年前、入学したての子どもたちがやや緊張した面持ちでクラスに入ってきたことを思い出し、その子たちが2年生になって落ち着いてペンタトニックフルートを扱っているのを見ると、1年間の成長を感じます。新1年生は、全く初めての笛です。ちょうど去年の1年生と同じようにやや緊張しています。彼らにはまず1つだけ穴の開いたインターバルフルートを渡します。そして、昔々の世界が音楽で満ちていた頃のお話をします。みんなが手に持っている笛は、その、昔々の、森で一番歌のじょうずな木から分けてもらった枝で作った笛の孫の孫の孫の孫の・・・笛なのです。「ちいちいことり」という歌を歌いながら、それぞれの笛でいろんな鳥の声を吹きます。先生のまねをすればいいのです。1年生は右手の人差し指が小鳥のお母さんで、えさを探しに出かけたり帰ってきたりで音が変わります。どうやって吹けばきれいな音が出るでしょう?いろいろ試してみます。
 笛を始める前には、まど みちおさんの詩でリズム遊びをしました。
めがでる めがでる め め め
つちにも えだにも め め め 
みどりの みどりの め め め
ひかれよ ふとれよ め め め
この1年、この子どもたちと音楽するのが楽しみです。
 幼児クラスにも新しいお友だちを何人か迎え、みんなで春の野原へお散歩にでかけました。たんぽぽのわた毛になって向こうのお山に飛んで行ったり、ちょうちょになったり菜の花になったり、最後はたけのこになってお母さんにぶらんこしてもらいました。
 4月のお話しは「おおきなかぶ」です。1年間よろしく。