《中高学年 造形クラス》
10月は、秋をテーマにして始めました。まず子供達は目を閉じて、秋の森がどんな姿でどんな音がするのか、イメージします。そこへ私が鹿の角を2本取り出し、その2つをぶつけ合って、独特の音を出します。
秋が深まると、きっとこのような音が森の奥深くから聞こえてくるのでしょう。それは、雄鹿どおしが角と角をぶつけ合う、戦いの音。この押し合いで勝ち抜いた雄鹿は、雌鹿のグループに加わることができるのですが、負けた雄鹿たちは、雄だけのグループをつくって過ごします。秋はまた、厳しい冬に備えて食物をたくさん食べる忙しい季節でもあります・・・。
黄色と赤だけで画用紙いっぱいに紅葉の色を表現した後、徐々に大地へと向かう土の色を表していきます。鮮やかな暖色の葉が大地に落ちて土に変わっていく、秋の季節の流れに合わせて、制作を進めていきました。