2010年10月5日(火) (%くもり%)
<参加者>子ども4名/大人2名
きれいなすじ雲と澄んだ青空。
秋を感じる能勢で
元気な子ども達の声が聞こえてきたら「きららの森のいえ」の始まりです。
今日は「スープ作り」
まずは畑でにんじんの収穫です。
初夏にタネを蒔いたにんじんが少し大きくなりました。
間引きを兼ねて引き抜きます。
次は野菜切り。
今日の野菜は、しめじ、おくら、トマト(畑より)、じゃが芋、たまねぎ、にんじん(畑より)。
にんじんはちっちゃいながらも、
しっかりにんじんの香りがして存在感バッチリ。
「お口に入る大きさに」「包丁を持たない手はネコの手で」と
たくさんの野菜を上手に切っていきます。
危なっかしい時もあるけれど、
真剣な表情で野菜と向き合う子ども達。
小さな子もたまねぎの皮を根気良くむき、
包丁で切りました。
きららでは「最初から最後までを体験する」を大切にしています。
そしていろんな「つながり」を感じたい。
今日のスープ作りもその一つ。
タネを蒔いて、収穫して、作って食べる。
そうは言っても全てを体験するのは難しいけれど、
できるだけそうありたいと思っています。
そして「朝の会」
朝のお歌を歌い、こびとさんにお名前を呼んでもらったら、
秋の手遊びとお遊戯です。
「風」「秋の虫」「とんぼ」をイメージして秋の世界へ入っていきます。
おやつの「りんご」を食べたら、
お散歩へ出発!
今日のコースは気持ちのいい道です。
左手に田んぼ、真っ赤なじゅうたんのような彼岸花。
右下手に川。
そして広い空。
お母さんにプレゼントするため彼岸花をたくさん摘む子。
ショウリョウバッタ、イナゴ、キノコ、たんぽぽをとる子。
シラサギが私たちの上をくる〜っと回ってごあいさつ。
南の国へ旅立つだろう、たくさんのツバメ達にも出会いました。
そんな中、ゆうさんがイナゴ採り。
「お昼に食べよっか」
能勢の自然がそうさせるのか、ゆうさんの雰囲気がそうさせるのか、
全く違和感なしに、私も自然にイナゴ採り。
違うシチュエーションでこの言葉に出会ったら、躊躇していたかも・・・、
と後になって思いました。
で、これが「イナゴ」
おとうさんがさっと湯がいて、素揚げしてくれました。
食感はエビの素揚げみたいな感じ。
「ハチさんみたい」といいながら、カリカリとおかわりする子。
「もっとちょうだい」とバリバリほおばる子。
一口食べて、私にくれる子。
気が進まず食べない子。
「エビみたいで美味しいね〜」と大人たち。
自分たちで作ったスープは、
野菜のうま味と塩だけの優しいお味。
ほっこりあたたまりました。
野菜が苦手な子もいます。
でも自分が収穫した野菜で、スープを作ったらチャレンジできるかも。
最初から「食べなくていいんだよ」ではなくて、「食べてみよう」と誘います。
もちろん無理強いはしません。
そんな積み重ねで、いつか食べられるようになれば、
いろんな自信に繋がるだろうから。
お昼ごはんの後は、自由遊びの時間です。
女の子たちは庭の砂場で泥遊び。
ホースから出る水で道を作ったり、おままごとしたりと楽しそう。
男の子たちはお部屋のおうちでごっご遊び。
お料理したり、洗濯物を干したりと忙しく働きます。
たっぷり遊んだら、みつろうろうそくに火を灯して絵本の時間。
今日の絵本は「だんまりこおろぎ」
虫のことをよく知っているゆうさんにこおろぎの話をしてもらったら、
絵本のこおろぎと出会います。
おうちの近くでもこおろぎの声が聞こえるといいね。
そしていよいよ「終わりの会」
それではまた会う日まで!
今日が子ども達にとって素敵な一日であったことを願って・・・。
(ひとこ)