(%車%) 祈るような気持ちで出発・・・ (%車%)
パンクとういう、まさかの現実をなんとか受け入れた私たち・・・
しばらくその場に立ち尽くしましたが、その後の行動は早かったです。
ひとりがフロントへ走り、あとの二人で残りの荷物を運んで、いつでも出発できる状態に。
時間がない!ということが、逆にあれこれ考える余裕を与えなかったのかもしれません。
しばらくすると、ホテルの従業員がエアーを入れる機械を車に乗せて持ってきてくれました。
他にもこんな状況に陥る人がいるのでしょうね。
こういうものがホテルに常備してあることに少し驚きましたが、なによりありがたかったです。
エアーを入れて、タイヤが釘などを拾っていないか確認しましたが、見える範囲には特に異常はなく、
空気も抜けていないようでした。しかし問題は、この後の山道です。それを従業員に話したところ、
100%の保障はできないとのこと。当然だと思います。とにかくパンクが修理できるスタンドまで
行くように言われ、バンクーバー行きのフェリーよりも、まずはなにがなんでも、そこまでたどり
着かなければならなくなったのです!
それも30km離れた隣町まで、いつ空気が抜けるかわからないタイヤで走っていかないと
いけないなんて!!
かなりのドキドキものでしたね。
日本でパンク程度なら、ガソリンスタンドに飛び込めば、どこでも修理をしてくれますが、海外のスタンドは
ほとんどがセルフで給油するシステムなので、車の修理ができるスタンドというのが限られて
いるのです。
(%青点%)このアクシデントをポジティブに乗り切った私たち(%青点%)
天気は(%晴れ%)から(%雨%)
意を決して出発したころから雨が降り始め、天気にも見放されたか・・・という感じでした。
時間は気になりますが、スピードは抑えて、無事に走りきることに徹しました。
なんとか事前にホテルが、連絡を入れておいてくれたスタンドに到着。
早速修理に取り掛かりましたが、車からタイヤが外され、ボルトも外して、バラバラ状態に・・・(%涙%)
いったいこの修理に、どのくらいの時間がかかるのか・・・?
結局ボルトだかなんだかが壊れていたらしく、部品の交換をして修理を完了しました。
車のことは聞いてもよくわからないので、とにかく山道を走るのに問題がないかどうかを確認して
出発することに。
待つこと30分くらいだったでしょうか?
ちょうど予定よりも早く出発した時間が、この修理の時間のロスを補ってくれました。
これならフェリーに間に合うかもしれない?いやいや間に合わせないと!と気持ちが焦ります。
運転を交代する以外は、ノンストップで走るつもりが、これがまた子連れの読めないところです。
ちょうど半分くらいの距離を走ったところで、子どもが車酔いのために嘔吐・・・(%涙%)
みんなに手伝ってもらいながら、この処理も最小限のストップで終わらせ、ひたすら目的地に向かって
走りました。
その車の中で、「パンクは大変だったけど、それでもこうして走っている時でなくて本当によかった!」
と皆で話をしたことです。確かに・・・最初はどうなることかと思いましたが、まだホテルでヘルプをして
くれる人がいてよかったと思いました。
なんとかレンタカーも返して、精算も終わらせ、フェリーの時間にも間に合いました(^^)v
この頃には、天気も快晴 (%晴れ%)
まるで私たちの気分に合わせたかのような一日でした!
フェリーに乗り込んだ後は、それまで緊張のあまり感じなかった空腹と眠気が一気に押し寄せて、しばらく熟睡していました・・・
いやはや疲れました・・・この半日に、いったい何日分のエネルギーを使ったことか。
間違いなく、これは今回の旅の強烈な思い出となることでしょう。