甘いスイカを作るには、里芋を植えるんだ・・・で、誰がその里芋食べるの?

第4回「食のマイスター☆くらびすと(食楽歩人)養成講座」
生活クラブの消費材に込められた理念〜生産者との関係〜が開催されました。

パネラーには河野栄次さん(生活クラブ連合会顧問)、矢内克志さん(沃土会)。
コーディネーターには榊田みどりさん(農業ジャーナリスト)をお招きして、
今日も熱い講座でしたよ!

わかって食べる」ということがいかに大切か、考えさせられた講座でした。

連作障害から土を守るには、輪作体系を作らなきゃいけない。
だから、単品(夏のスイカ)だけをその農家からいただくんじゃなくて、
輪作される作物(里芋)もその農家からいただかないと、
持続可能な農業をささえることにならないんじゃないの?なんて話がありました。

生活クラブの基準が、不統一であったり、味のばらつきがあったり、不便であったりするのは、「生き物(農産物)を扱っている」ということを理解して、アイマイさを抱えながら、一緒に持続可能な農業を作っていこうぜ!ということだったんですね。

そのアイマイさを抱えるには、消費者の食べ方の工夫が必要ですね。
形ではなく、農法や生産者の姿勢を評価して食べ続けるには、食べる側の知識や技能が必要。
それを伝えられる人に「くらびすと」はなっていくわけです。

「食べ物」という言い方は食べる側の論理で、
食べられちゃう農産物や畜産物の側に立てば、
それは「食べ物」ではなく「いのち」なわけですから大事にしなくちゃね。

by 人間としてアイマイな事務局シゲ