紙芝居手作り講座②

今日は紙芝居手作り講座②。
今日も、まずは中平さんの実演から。中平さんが「紙芝居を仕事にしていこう」と決めた作品「おおきく おおきく おおきくなあれ」。参加型の紙芝居で、みんなで「おおきく おおきく おおきくなあれ!」と言うと、小さなぶたが大きくなります。
この作品で、言葉を持たなかった知的障害の子が、言葉を持てるようになったとか。

紙芝居の絵は、この作品のようにシンプルでないとダメ。絵本のような「きれい」な絵は「飛ばない」そうです。絵本は、絵本に「入る」世界。紙芝居は、紙芝居から「出て行く」世界。なるべく、シンプルな絵のほうが「飛ぶ」そうです。

さて、みんな宿題やってきたかな?
おひとり、作品の途中までたどりつけた方がいました。
では、さっそく演ってもらいましょう!
「Rびんのアール君のご先祖様、遠山のびんさん登場!」
おお〜、すごい!

あとのみんなは、プロットを練ってくるところまで。ひとつひとつ、ていねいに、意見交換をしたりアドバイスをしたり。描きたいことがはっきりしているから、イイ作品になりそうです。

お昼を食べてから、「二度と」という紙芝居を、中平さんに実演して頂きました。テーマは「NO MORE ヒロシマ NO MORE ナガサキ」。そして、何故かオランダにあったという戦時中の「戦争を賛美する」紙芝居を見せて頂きました。TVのない時代、その影響力はスゴかったのでしょう。そのために、紙芝居は一時期「戦犯」扱いされたそうです。

さて、「おはなし」ばかりで疲れた時の手遊びも教えて頂きました。
「おやまがね あったとさ ちゅうちゅうねずみがやまのぼり・・・」
「いわしをひらいて しおふって ぱっ」
「はちべえさんと じゅうべえさんが けんかして・・・」

楽しいよ。参加者は、みんなに教えてあげてね!

2回の講座で完成まではちょっと無理だったけど、がんばって仕上げるところまでやってみよう!

今回の講座は、紙芝居の奥深さ、そして何より、中平さんのお人柄がすばらしい講座でありました。

by埼玉事務局A