お母さんのためのタッチ・コーチング

ピンチヒッターの事務局として参加したYです。私も3人の子供をもつ母親として「お母さんのため」と聞き、どんなことをするんだろうと興味深く参加しました。

まずは講師の木幡洋子さんが、なぜタッチ・コーチングに至ったのか、その経緯をお話くださいました。木幡さん自身は子育てを、仲間と自主保育を創ったりしながら目一杯楽しまれてこられました(すごい!ううらやましい!!私は日々の生活におわれてしまっているかも…)。子供達が手を離れたとき、自分の好きなことさえ思い出せない、自分育てをしていなかった自分自身がとても辛く感じられ、薬膳、アロマ、マッサージ、カウンセリング、コーチング、PHIヒーリング(パーフェクト・ヒーリング・インターチェンジ)惹かれる部分に引っ張られるようにやってこられました。全てに共通して一番大事なことは「どういう自分がそれをやるか。その存在」というものでした。タッチ・コーチングとは、そのままの存在で子どもを包むことで(タッチ)、言葉は使わなくても子どもを癒し、力づけられる(コーチング)ということです。コーチングを知るきっかけになったのが、岸英光さんの最初の質問「子供を生命として扱っているか?」だったそうです。これには私も、ハッとさせられました。毎日の忙しさにかまけて、大切な大切な「生命」の部分を忘れていました。皆さんはどうですか?

コーチングとは、コミュニケーションを通じて、相手が成しとげたいことを見つけ出し、どうやったらできるかを探求し、行動できるように力づけ、実際に結果を出すことをサポートするスキルの全体を言います。そしてそのスキルが効果を発揮するのに一番必要なのが、存在・その人の在り方なのです。コミュニケーションは言葉だけで成り立っているわけではありません。コミュニケーションのポイントは「ただ味わう」ことです。
ということで、何も使わず、その人の存在で為されるPHIヒーリングを体験・練習しました。洋服も着たままでOK。まずは自分で、手を上下にして空間を作り、エネルギーを感じる練習からはじまりました。それぞれしばらく行なっているうちに、手が暖かくなったり、手が赤くなったり…。それから、お互いヒーリングの練習を行いました。それぞれ気持ちがリラックスしたり、眠くなったり…。集中や一生懸命ではなく、ゆったり・楽しく・融合するような気持ちで行なうことが肝心。太陽のようにホッとした気持ちで行います。最後にセルフヒーリングの仕方も学びましたが、やはりやってもらうと、すごくリラックスしましたよ!
最近は核家族が増え、母親と子供の関係が密になりすぎていると木幡さんは言います。母親の気持ちが小さく、その世界が狭くなってしまうと、その母親に育てられる子供はもっと狭い感覚や気持ちになってしまうそうです。そうならないためにも、お母さんが日々の生活を楽しみ、自分自身のあり方を大切と考え、責任を持ちましょう。子育ては生命と生命のコミュニケーション。気持ちも身体も疲れたときは、自分とのコミュニケーションを持つ時間が大事。リフレッシュしたら、ぜひゆったりした気持ちでお子さんを包んであげてください。そして、そんな時、私たち自身も昔はみんな子供だった、ということを忘れずに…