今回は青木シリーズ第2弾、会議力養成講座です。参加者も定員に達し、この「会議力」への関心度がうかがえます。今回もみんなの顔がみえるように円になって座って、講座がスタートしました。
会議を良くする工夫は次のとおりです。
1、名前+何かひとこと言う
2、議題について考える時間をとる。→各自が自分の考えを書く
3、2人1組で話す(→下駄箱会議といいます)
4、議題を見える位置に書くor貼る
5、出た意見を聞いて見えるところに書く
6、どんな意見も聞いて見えるところに書く
7、次回のための反省会を開く
8、初心者も参加できるお題をもつ
今回は講座の初めに、自己紹介を兼ねて、自分の名前と好きな食べ物をみんなで言いあいました。ウォーミングアップをかねて、会議の始まりに、ひとことみんなで言ってから始める、と云うのはとてもリラックスできていいそうです。受講者にも、徐々に笑顔が出てきました。青木ワールドの始まりです。
次に青木さんからお題が出されました。「生活クラブに入って良かったこと」「生活クラブのこんなところが改善されるといいなということ」この2点について考え、紙に書き、2人1組でお互いの意見を交換しました。この「2人」というのがもう会議の基本です。会議の基本は「相手のことを聞く、自分の意見を言う」。相手の言うことだけを聞くだけでは会議にならず、また同じように自分の意見だけを言うだけでも会議になりません。
お互いが発言しあうこと、これが会議です。
それから上記のお題について、みんなで意見を出し合い、それを青木さんがホワイトボードに書き出しました。(その時も皆が見えるところに議題を「貼って」おきます。それが見えることによって脱線対策にもなります。)このみんなが見えるところに「書く」ということがとても大事だそうです。主張の強い人の意見も1つの意見、弱い人の意見も1つの意見。書くことによって、2つが同じレベルになり、主張の強い人の意見だけがいつも通ってしまう・・・ということがなくなります。
いろいろな意見がでましたよ〜。「生活クラブに入って良かったこと」では、改めて生活クラブの良さというものを認識しました。
「改善、改良すべき点」もた〜くさん出ました。その中の第1位は「アピール力のUP 一般の人へ生活クラブ良さをもっと伝える」。第2位は「組合員をもっと増やそう」でした。これからの生活クラブに期待です♪
会議には4つの段階があります。共有→拡散→混乱→収束です。これを決まった時間内で行なうには、時間配分をきちんとすること、これが大切です。もし、会議に時間がかかる・・・というのであれば、時間がきてしまったら、ある程度そこで切ってしまうのも1つの手です。
参加者からの質問で「今、支部運営委員会などで報告中心の会議になってしまうのだけれど、どうしたらよいか」というのが出ました。これは皆さん、悩んでいることの1つではないでしょうか。これに青木さんはこう答えました。「報告が120分かかっているのであれば、それを半分の時間でやるようにしてください。そして、みんなが話せてのれるようなお題を1つ考え、その会議でやるようにすると、みんなが発言できて、楽しい。会議を良くするとその組織が良くなっていきます。」と。正にその通り!
実際会議の進行をすると、上手くいかないことの方が多いのが事実。今回の講座がヒントになり、会議が活発になるといいですね。
次回の青木シリーズ第3弾は「広報力」。6月25日(月)10時から受付です。定員になることが予想されますので、お早めにどうぞ! 埼玉事務局Y