親子DE楽しむ英語

大変遅くなりました・・。

今日は海の日の祝日。大人11人、子ども17人(一番小さい子は5歳!)が集まって、いつもは組合員しかいない会議室に、子どもの姿が見えると、なんだか不思議な感じでした。
「英語」というとみなさん、どういうイメージをもっていらっしゃるでしょうか?「英語」と聞いただけで、苦手意識を持っているかたも多いと思います。この職場に入ってから英語に触れる機会なんてなかったので、久々に新鮮な気持ちになりました。
事前の会場準備で、普通の講義のように、机と机を離して、並べておきました。すると実行委員のSさんが「酒井先生はアットホームな雰囲気がお好きだから、こんな感じで・・」と机をくっつけて、隣の人とのすきまがあかないくらいに座って講義がスタート。酒井先生は本当に気さくなかたで、なんと生活クラブの組合員!子どもも、もちろん大人もすぐに気持ちがほぐれていきました。

講義の中で、英語に限らず言語を習得するには、「楽しむ」ことが大切と、何度もおっしゃっていました。英語を「勉強する」ととらえてはいけないこと。大学生も、2歳の子も75歳のかたも同じようにはじめられるのが「多読」。「多読」をする際のきまりは、
① 辞書はひかない
② わからにところは、とばす
③ つまらなくなったら、やめる
普通、英語を読んでいてわからない単語があったら、辞書でひきますよね?でも酒井先生は、ひかない。これは絶対だそうです。この3原則を守って、まずは簡単な絵本から、読んで、読んで、読んでいくので、この「多読」をする際に、何が一番大変かというと、英語の本を買うための「お金がかかること」。これがクリアされれば、誰もが、「多読」に挑戦できます。そして、子どもに多読をやらせたいのならば、まずは親も一緒にやってみた方がよいとのことです。私も簡単な英語の絵本を読んでみましたが、なんか楽しい♪きれいな絵もついているので、それを見ているだけでもストーリーがわかるのです。

酒井先生にはお子さんが2人いらして、必ず夜に読み聞かせをされているそうです。最近一番大変だったのが、「ハリーポッター」。とっても長いし、親の方が眠くなるけど、子どもを両脇において読みきかせをする時が、至福の時間とおっしゃっていました。そして、いくつになっても、寝付く瞬間に子どもが、赤ちゃんの時の顔に戻るそうです。今回参加されたかたで、寝る前に読みきかせをされているかたを聞いたら0。絵本でも、英語の本でもいいので、ぜひ読みきかせを習慣づけてくださいと話されました。その時に、英語の本が、楽しく読めたらOK。10分でもよいので家事をやめて、子どもに付き合うことも大切ですよね。我が家でも時々しかできていませんが・・。
興味のある方は、「子ども式英語の多読 ホームページ」へ http://tadoku.org

講義は予定時間をオーバーするほど、白熱しました。その後、酒井先生を囲んで昼食をとりながら歓談しました。多読のことについてもっと知りたい学びたいという参加者同士が、連絡先を交換したり、今度は「大人のための多読」講座もいいね、という声もあったりと、意欲的な感想が聞かれました。

さきほどふれましたが、多読をするにはたくさん本が必要になります。今回参考に使った本は、「Oxford Reading Tree」。酒井先生はこれを何とか図書館に入れてもらえるように働きかけていますが、登録費用等の問題もあり、なかなか難しいそうです。図書館にあれば、もっと気軽に誰でも始められそうです。少しでも早く実現するといいですね!! 埼玉事務局Y