「私の食が世界、地球をつくる!」くらびすと養成講座第2回目

10月4日はくらびすと養成講座第2回目でした。
テーマは「フードマイレージ」
講師はCSまちデザイン理事長の近藤恵津子さん
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「私の食が世界、地球をつくる」ワークシートより
★食に関する問題意識と私の行動
・生活クラブで学んだこと
「生産に配慮した消費の大切さと食を選ぶ基準をもつこと」
・発言したいこと
「地球の健康を考えた食べ方をしなければ、食べ続けることができなくなる!」
・そのためにすべきこと
『食農共育』を広げる→食に関心を持ち、生活における食の位置を上げる←楽しく食べる⇒総合的な学習の時間の取り組み、出版、講座の実施、食のコンシェルジュの登場

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今回のワークシートは、小中学生の総合学習のためにプログラムされたものを実践させてもらった。
日本の食糧事情を考える項目より、身近なメニューから、食材の地図落とし。メニューはチキンカレー、天ざるそば・・・など、食材から、輸入した国を知るために、白地図の上に食材のチップを置いてみる。そこで分かった事は、アメリカと中国からの輸入の多いことを知るとともに、そのことが相手国の資源を消費してしまうことになることが分かった。

・バーチャルウォーター(仮想投入水)
輸入品が輸入されるまでに使われた水の量。例えば、飼料を育てるのに使われた水も入る。

・フードマイレージ(食糧輸入量(t)×運ぶ距離(km))
高いという事が、地球環境や海外の土地や人に与える影響も大きくなる。

・ハンガーマップ
自給率がそれ程低くない国でも、実は生産した食物を海外に輸出していることで国民が植えている実態がある。

バーチャルウォーター・ハンガーマップなどあまり耳慣れない言葉の意味から考えても、地産地消の大切さが良く分かる。
自給率が高かった1960年代と現在と比べると、就業人口の移り変わり、農地面積の推移、食べ物の構成の変化など、難しい状況ではあるが、自給率をアップするために自分でできる事は何ですか?という問いに色々と出た意見の中に「生活を60年代に戻す」といった事に対して、昔に戻すのではなく、そうすることが今風でトレンディーな生き方だと提言し、生き生きと生活をする。

あっという間の2時間半の講義で、日本は世界で一番フードマイレージの高い国であることを再確認した。今日は少ない受講生で拝聴だったが、少しでも多くの人、特に学生達に、このような学習の場を持ってもらいたいものだと思った。

by keika