自分の好きな色と似合う色が一致している人は
2006年度の統計では23パーセントなのだそうです。
しかもこの数字は下降しているようです。
なぜ?
ファッションは何でもありの様相で、みながそれぞれに自分の好みに合った衣服を身に付けているようで、実は、あふれる情報とあふれる色の世界の中で、何を選んでいったらよいのかわからなくなっているのが、数字が示す実情のようです。
おしゃれを楽しむことが美しさにつながる。こんなとき、私は私らしく満ち足りて、接する人々も“おっ、いいな”とうれしくなる。
“衣”もまた自己と社会に関わっているんですね。
“似合う”という自己発見は不必要な買い物をしない、着回しが上手にできる品揃えを可能にして、あれこれ迷う時間がなくなり、金銭的なメリットにもなる。
時と場ということもあるでしょうし、色と心理との関係の深さを思うと、カラーコーディネイトの基礎を知っておくこと、とても大切さに思えます。
講座では、一人一人の持つ色相が診断され、それぞれの個性の素晴らしさが指摘されて、さらに輝いていくためのアドバイスを受けました。
グループでの学びのよさが発揮されて、一人一人に似合う世界があることの実証体験になり、互いに感想を語り合う姿に充実感が感じられました。
『カラー・ミー・ビューティー』 講談社インターナショナル
読むことを薦められました。(どこの図書館にもあるそうです)
by 大人の学校 アブラ