講演「情報リテラシーと考える力」 =図書館の可能性=

講師:社団法人日本図書館協会 理事 常世田 良 先生
アンケートから

※今日の講座で一番参考になったことは?
・・・情報を集めきれない中で判断してはいけないこと。
感想
・・・お話しがおもしろくて、わかりやすかったです。
何かあった時は図書館に行きます。
25年ぐらい前は図書館の常連でした。
明日からまた常連復活!します。
子どもも一緒に連れて行きます。
ありがとうございました。 K.M.さん

※感想
・・・図書館のあるべき姿、役割が日本でも広がってほしいと感じました。S.H.さん
 
※本講座の参加動機は何でしたか?
・・・消費者保護法がなくなり、“自己責任”という言葉が自分達の生活に入り
込ようになり、情報の正しい分析力、判別する目をどう育んでいったらよいのか
学びたかった。
感想
・・・発想の転換を実行に移し努力しているお話が、気負いのない内容、話し方で
したので、胸に落ちた気がします。
・・・市民に何が必要なのかを柱にして仕事をしていることに、とても学ぶことが
ありました。視点がいいですね。 ○○さん

※今日の講座で一番参考になったことは?
・・・日本が専門職を用いない、ゼネラリストの社会になりつつある中で、
市民としてどのように対応してゆくか考えるきっかけとなりました。

※今日の講座で一番参考になったことは?
・・・世の中の潮流が変わってきているということです。
感想
・・・相性の良い優秀な司書を見つけていきたいと思います。 H.Y.さん

※図書館の重要性と活用が必要だということがよくわかりました。 J.I.さん

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質問「リテラシーって何ですか?」

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literacy 読み書きの能力、識字力
 ↓
現代では情報を読み解き活用する能力の意味で使われる。情報活用能力。

(複合語)
情報リテラシー = 情報活用能力
メディアリテラシー = メディア活用能力 情報活用能力
グローバルリテラシー = 国際対話能力
ライブラリーリテラシー
コンピューターリテラシー=コンピューター活用能力

情報リテラシー
1.情報に対するニーズを認識し、必要とする情報の性質と範囲を決定できる。
2.効果的に、そして、能率的に必要な情報を見つけられる。
3.批判的に情報や情報探索過程を評価できる。
4.収集した情報や自らの研究などから生み出された情報を管理できる。
5.より重要で新しい情報を適用して新しい概念や新しい理解を生み出せる。
6.理解しながら情報を用い、情報を用いるということの周囲にある文化的・倫理的・
経済的・社会的な問題を認識できる。

メディアリテラシー
media 新聞・雑誌・ラジオ・テレビ・インターネットなど 

さまざまなメディアによって伝えられる情報を適切に読み解く力であり、
メディアを使用し、表現する力。
メディアが伝える情報は編集されたものであることを知り、
あおられたり、だまされたり、振りまわされることなく、
情報化社会を生き抜く力を獲得することが含まれています。

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情報が溢れているようにみえる。
しかし、切実な問題に答える情報を手に入れることが難しくなっている。
街の本屋はどこも同じようなものしか置いていない。
インターネットに溢れる情報も、判断を要する課題についてはどうも当てにならない。

「情報」なき「自己判断」の危険!
健康、医療、食、子育て、経済、環境、法律 etc.
どうしてこんなjことに?と 疑問と不安に事欠かない。
だれに相談したら? どこに行けば?
似たもの同士が集まっただけでは、どんなにおしゃべりをしても、
出てくる判断の根拠は危うい。

「自己判断自己責任」型社会へと移行している。
何が変わってきているのか?
変化の渦中にいる者には変化の全体が分からない。
「自己判断自己責任」型社会では、個人や小さな組織のリスクが増大する。
知らなかった? しかし、それはあなたの責任です。

?????

不安や暗澹たる思いに落ち込まないで!
私たちが日常生活の中で、気負わずに、着々と培うことの出来る情報リテラシー!
それは、
正確な情報を公平に提供される場として図書館を活用することです。
図書館には「まちづくり」のために機能する役割が課せられているのです!

浦安図書館長として、長年、市民の相談と求めに応じて、どうしたら必要で的確な
情報を提供できるかと、真摯に歩んでこられた常世田先生が語る親身なお話。

相性の良い優秀な司書を見つけよう!
司書に資料や情報を探させよう!
相談の出来る司書、ナビゲーターやカウンセラーとしての図書館専門職員が
必要だ!と声に出していきましょう!

図書館を活用しながら、図書館を育てる。
ここにもまた、共育の心と精神があるのですね。

図書館大好きなアブラ