風見しんごさんの絵馬が届きました

ゴールデンウィーク本番、薫風さわやかな天気です。
でも、天気ばかりでなく、きょうは事務局にもさわやかで、そしてあたたかい風がふいています。

 実はきのう、支援センターが主催している「子どもたちに伝えたいわたしの思い〜チャイルドライン夢メッセージ展〜」の求めに応じて、風見しんごさんの絵馬が届きました。 ご存知のかたも多いと思いますが、しんごさんのおじょうさんのえみるさんは今年1月、登校途中に横断歩道でトラックにはねられ、亡くなられたばかり。昨年の絵馬はしんごさんんとえみるさんの合作で、その仲のよい父娘ぶりがテレビでも放映されました。その絵馬はもちろん、しんごさんにお渡ししたのですが。
 
 事務局としては、しんごさんの心情を思うと、今年の絵馬を頼んでよいものかどうか、
迷ったあげく、しんごさんのマネージャーさんにもお話し、絵馬をかいてくださるかどうかはしんごさんご本人に決めてもらおうと、どちらでもいい旨のお手紙を差し上げたのです。ですから、絵馬が届いたときは、ほんとうにびっくりし、そしてとてもうれしくなりました。こうして、ひとはつながっていくのだと。

 そして、今年の絵馬はなんとお義父さんとの合作です。しんごさんの言葉は深い慈愛に満ちていて、みるもののこころに迫ります。お義父さんもステキです。これ以上は言えません。絵馬を観てのお楽しみです。

 それにしても、えみるさんが家族にとってどんなに大切だったか、どんなに愛されていたかが手にとるようにわかります。
 ひととひととの関係が希薄になっている現在、ともすれば家族同士のコミュニケーションすらもゆらいでいますが、ほんとうに大切なものはなにか、あらためて考えさせられた一日でした。

 絵馬展は今年も全国を巡回していきます。どうぞ、お近くで実施される場合はご家族や友人をお誘いのうえ、おでかけください。
きっと、こころがあったかくなって、勇気がわいてきますよ。 (朝)